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『勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス 』(岩波ジュニア新書)市川伸一著



勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス (岩波ジュニア新書)



受験勉強で苦労している子どもを見ていたら、もう少し、親も勉強について勉強せねば、という気持ちになって、読み始めました。大変参考になります。

勉強法に関する本は、ノウハウ的なものを手にすることも多かったように思います。なるほどと思うことは自分で実践したり、周りの人に教えたりしてきましたが、ノウハウ的なものの多くは、著者の経験の裏付けはあっても、著者にはあっていた方法で、自分たちにはどうなのだろう? と疑問に思うこともあったりしていたわけです。その点、この本は、ダイガクのセンセが書いた本ですから、学問の裏付けがあるということで、アンシンカンがあります。

さて、読んでみて、漢字の学習の仕方や英単語の覚え方などは、知っていることもあったのですが、なぜ、そうするのか、ということが分かったので、子どもに話をするときにも説得力が増すように思います。

たとえば、下の「学習の質を重視する」項目であげたようなことは、これまで、重視していませんでした。大学受験の学習のように、短時間で結果を出すことを意識すると、ここで紹介されているような考え方はとれないと考えていました。理解する時間はない、解く過程を意識することなどない、と考えていたわけです。ところが、小学生や中学生が学習するのなら、やはり、ここにあるようにするんでしょうね。いや、大学受験でも、過程が分かっていなかったら、覚えようはないのでしょうから、遠回りのようで実は、正道なのだと思いました。

いくつか気になったことをあげてみます。

漢字の学習の仕方

1 正しい筆順でしっかり書くこと
 いつも同じ筆順で,手の運動感覚として覚えるということ
2 漢字の構成要素になじみ,それぞれの漢字の構造を理解すること


英単語の覚え方の2つの理論

1 反復練習を重視する理論
2 語と語の関係とか,文例などを重視する理論

反復のしかたの工夫と,語の関係の把握という2つの側面から攻めれば,単語力はがぜん違ってくるはずだ.


学習の質を重視する

1 事実や手続きを丸暗記するのではなく,理解して覚えること
2 結果の正誤より問題を解く過程を重視し,「失敗から学ぶ」という姿勢をもつこと
3 勉強量よりも,何が身についたのかを気にかけること


英単語の記憶の工夫

1 苦手単語集中法
 よく覚えていないものほど目立つようにして,そこに時間を集中的に配分する
 ときどきは全体を見直すこと
 よりスムーズに思い出せる必要があること
2 例文利用法
 例文を通じてイメージをつかむこと
 辞書を引いたら,一見基本的な単語で訳語がたくさん並んでいるものほど,例文を読む
3 関連づけ法
 単語どうしがどのような関係にあるかを知ること
 自作の「関連語リスト」をこまめに作って記憶材料として利用すること
4 構成要素法
 1つの単語がどういう要素から成り立っているかを知ること 


問題をうまく解けるようになるために必要なこと

1定石と呼ばれるような基礎問題の解法を知っていること
2問題を分解したり変形したりして,知っている問題にもちこむこと


上達の早道

新しい問題にあたるごとに,どのようにすればいいかを考える習慣をつけること

このときに使えるようにするワザ(一般的な方法)
1図を書きながら考える
2簡単な問題にするにはどうするかを考える
3何が求まればいいか,逆向きに考えてみる


小論文を書く意義

 課題文と自分の知識・経験を素材にして,十分に考え,人に分かりやすく伝えるという訓練


小論文改善の指針

1 課題文の意図をくみとる
2 自分にひきつけて考える
3 誤りやすい論理展開に注意する
4 できれば具体策を出す
5 構造がわかりやすい段落構成にする
6 自分の感じた素朴な気持ちを分析してみる
7 問題を外に広げて考えてみる
8 著者が暗黙の前提としていることに問題はないか
9 著者の主張通りにしたとき,副作用的な問題が生じないか
10 論点を絞り込む
11 自分の立場をなるべく早めに出す
12 接続語や指示語を多めに使って文の連結を強める


文章を書くときの4つの段階

第1段階 キーワード,アイデア,疑問などを書き出す
第2段階 構造化して,系列化する
第3段階 流れをつけて下書きを書く
第4段階 論理展開や表現を再検討する






勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス (岩波ジュニア新書)

目次

1 学習観を見直す
1-1 勉強法の問題点を探る
1-2 学習のしかたに目を向ける
1-3 勉強方の背後にある学習観
2 記憶する
2-1 英単語の学習の工夫から
2-2 記憶理論から見た勉強法
2-3 記憶のモデルを考える
3 理解する
3-1 用語が理解できないのはなぜか
3-2 図、公式、手続きの理解のために
3-3 文章を理解する
4 問題を解く
4-1 問題を解くときの心の中
4-2 「数学=暗記」説はほんとうか
4-3 落されがちな勉強のしかた
4-4 広い意味での問題解決
5 文章を書く
5-1 小論文を書くときの姿勢
5-2 「読んでから書く」という本格的な小論文文章作成の過程とスキル

勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス (岩波ジュニア新書)







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